縮毛矯正とカラーの順番は?手順や同時にやる場合の注意点について
美しいストレートヘアに生まれ変わる縮毛矯正は、くせ毛でお悩みの方にとって心強い存在ですよね。
しかし、縮毛矯正と同時にカラーリングを定期的にしている方にとっては、髪が傷みやすくならないか心配になるでしょう。
結論をいうと、縮毛矯正とカラーは順番を守れば同時に行うことができるものの、やはり髪への負担は大きくなります。
そこで今回は、縮毛矯正とカラーの順番や手順、同時に行う場合の注意点についてご紹介します。
髪のお悩みは、「美髪特化美容師サトウヨウスケ」にお任せください。
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サトウヨウスケ
どっちが先?縮毛矯正とカラーの手順
縮毛矯正とカラーをしたい方にとって、順番的にどっちが先か知りたいはずです。
一般的には、縮毛矯正を先に行うことをおすすめされるでしょう。
理由としては、カラーを最初に行うと色が取れやすくなるからです。
ヘアカラーは、髪の毛に色の元となる成分を酸化させて発色させます。
縮毛矯正の1剤には酸素を奪い取る働きがあるため、ヘアカラー剤の発色にムラができてしまうのです。
また、分解された色素は毛髪から流失してしまうので、色ムラだけでなく色落ちを早めさせてしまうでしょう。
また、縮毛矯正剤を使用すると髪の毛がアルカリ性に傾いてキューティクルが開くので、単純に色素が流出しやすくなるのも理由の1つです。
最近では、髪が傷みにくい弱酸性の縮毛矯正剤も見かけるようになりましたが、くせが強い髪の毛にはアルカリ性を用います。
そうなると、せっかくカラーをしても、縮毛矯正剤の成分によって髪の毛から色素が流失しやすくなるのです。
例外的にカラーを先に行う場合もありますが、同時にやりたい場合には、美容師に先に伝えておくと、色落ちを防ぐことができるでしょう。
縮毛矯正とカラーを同時に行うメリットとデメリット
美容室に通う時間がない方にとっては、縮毛矯正とカラーを1日で同時に行ってほしいパターンもあります。
これは美容師の技術にもよりますが、1日で同時に行うことは可能です。
ただし、同時に行うメリット・デメリットを理解して、本当にすべきかを判断しなくてはいけません。
まずは縮毛矯正とカラーを同時に行うメリットから見ていきましょう。
・美容室に通う手間が減る
・印象をガラリと変えられる
・色がはいりやすい
・縮毛矯正効果が出やすい
・店舗によってお得な料金セットで利用できる
縮毛矯正とカラーを2回に分けると、その分美容室にも2度訪れなくてはいけません。
しかし、1回の来店で同時に行えば美容室に通う手間が減るので、忙しい方や面倒な方にとってはメリットでしょう。
また、1回の施術でストレートかつカラーを入れられると、印象をガラリと変えられるため、大きなイメージチェンジがしたい方に効果的です。
縮毛矯正で使用される液剤の中には、髪の毛をストレートに固定させるために過酸化水素水が含まれています。
この過酸化水素水はカラー剤にも含まれているので、縮毛矯正効果が出やすい点も同時に行う利点といえるでしょう。
続いて、縮毛矯正とカラーを同時に行うデメリットです。
・髪への負担が大きくなる
・施術時間が長くなる
・知識・技術がないと失敗される可能性が高い
髪の形を無理やり変えて、なおかつ髪内部に色素を入れる行為を1度に行うので、当然髪への負担は大きくなります。
特に知識・技術がない美容師が担当してしまうと、イメージ通りの髪にならない可能性もあるので注意したいところです。
キレイに髪色が染まらないどころか、色ムラができてしまって、印象が悪くなる場合もあるでしょう。
せっかく美しくなるために美容室にいくのですから、失敗するリスクは背負いたくないですよね。
同時にできる場合と間隔を開けた方がいい場合
縮毛矯正とカラーを同時にできる方、間隔を開けた方がいい方はどのようなタイプでしょうか。
まずは縮毛矯正とカラーを同時にできる方の特徴は以下の該当するタイプです。
・縮毛矯正・カラーが初めての方
・現在の髪でブリーチ経験がない方
・現在の髪でデジタルパーマの経験がない方
・髪が太くて強い方
・今よりさほど色のトーンを変えない方
・色が入りにくい方
まとめると、髪へのダメージが蓄積していない方や、剛毛かつ毛量が多い方は、縮毛矯正とカラーを同時に行えるでしょう。
特に、縮毛矯正剤とカラー剤に含まれる過酸化水素によって髪が固定化しやすくなるので、髪のくせが強い方にとっては、別々に行うよりもストレートが持続しやすいです。
また、縮毛矯正とカラーのどちらも、あるいはいずれかのリタッチであれば、ダメージも少なく済むので、同時に行うことも可能でしょう。
一方、縮毛矯正とカラーの間隔を開けたほうがいい方は、以下に該当するタイプです。
・明るいトーンのカラーをいれたい方
・縮毛矯正とカラーの頻度が高い方
・枝毛やパサつきなど髪のダメージがある方
・髪質が細く柔らかい方
明るいトーンのカラーを入れる場合、髪への負担も大きくなるので、なるべく縮毛矯正と同時にしないほうがいいでしょう。
また、すでに髪へのダメージが蓄積されていると、縮毛矯正とカラーを同時に行うのは傷むリスクを大きくします。
そのため、縮毛矯正やカラー、パーマなどの頻度が高く、枝毛やパサつきといった髪へのダ
メージが見られる方も避けたほうが無難です。
もし、縮毛矯正とカラーを別の日に行うのであれば、髪への負担を考えると最低でも3日以上は開けるべきでしょう。
ご自身がどちらのタイプに該当するのかを判断し、適切な処置で理想のヘアスタイルを実現してください。
失敗しないための注意点
縮毛矯正とカラーを失敗しないためには、以下の点に注意すべきです。
・寒色系よりも暖色系がおすすめ
・明るくしたいならトリートメントと併用する
・美容師に自分の髪の履歴などを伝える
・技術に信頼できる美容師に依頼する
縮毛矯正をしたあとは、寒色系のカラーが染まりにくいです。
傷んでいる髪の毛に寒色系のカラーを入れると、暗くなってしまうのと同様に、イメージよりも暗めな仕上がりになってしまうでしょう。
それでも寒色系を希望している方には、トーンをあげてカラーリングしますが、暖色系のほうが色が入りやすいので基本的にはおすすめです。
もし、明るいカラーにする場合には、髪にダメージを与えないよう、トリートメントの併用を提案しましょう。
また、縮毛矯正とカラーをしたいと考えていても、プロの知見からおすすめできないケースもあります。
しかし、いきつけの美容室ではない限り、あなたの髪の状態を完璧に把握できるわけではありません。
そのため、縮毛矯正とカラーを行う際は、必ず自分の髪がどのような状態であるのか、履歴を伝えるようにしましょう。
さらに、技術に信頼できる美容師に依頼することも忘れてはいけない注意点です。
厳しいことをいいますが、美容師一人ひとりで技術の差が異なります。
新人に縮毛矯正とカラーを任せるよりも、美容師歴10年のベテランに依頼したほうが安心ですよね。
その中でも、縮毛矯正とカラーについて実績やノウハウがある美容師を見つけて依頼すれば、あなたの理想の髪に近づくことができるでしょう。
逆に、カウンセリングがなく、お客様の要望通りに施術を始めてしまう美容師なら、髪への配慮が不足しているので注意してください。
自分の髪の状態に合わせてプロに相談するのがおすすめ
今回は、縮毛矯正とカラーの順番、手順や同時にやる場合の注意点について解説しました。
縮毛矯正とカラーを同時に行いたい場合には、自分の髪のダメージや状態に合わせてプロに相談するのがおすすめです。
髪にとっては非常に負担がかかるようなら、最低3日以上の間隔を開けて別に施術をしてもらうといいでしょう。
もし、縮毛矯正やカラーをはじめ、本気で髪質改善を考えているなら、プロに相談して、最適なプランを提案してもらうべきです。
僕が在籍している美容室では、髪質改善を専門としており、これまで多くの方の髪を生まれ変わらせてきました。
もし、髪質に関して悩みがあるなら、まずはお気軽に下記のLINEからご相談ください。
ぜひ、一緒に理想の髪を手にいれていきましょう。

サトウ ヨウスケ
学生時代からプロも参加するコンテストで多数の受賞を経験。
海外のヘアショーやカットスクールに参加し、
最短スタイリストデビューを実現。
美容学校の外部講師も経験している。
学生時代からプロも参加するコンテストで多数の受賞を経験。
海外のヘアショーやカットスクールに参加し、
最短スタイリストデビューを実現。
美容学校の外部講師も経験している。