くせ毛になる原因とは？くせ毛の対処法を解説します！
皆さんは自分の髪がくせ毛になって困ったことはありませんか？
くせ毛はヘアスタイルを決める際にとても厄介なもので、直せるものなら直すに越したことはありません。
くせ毛になるのにはさまざまな原因があるので、さまざまな方法で対処する必要性があります。
それでは、くせ毛になる原因と対処法についてご説明しましょう。
くせ毛になる原因は何？
くせ毛になる原因は、以下の通りです。
・毛穴が曲がっている
・髪の内部にあるシスチン結合がおかしい
・髪の内部の水分やたんぱく質が偏っている
・髪がダメージを蓄積している
・毛穴が詰まっている
・ホルモンバランスが乱れている
・生活習慣が乱れている
・ストレスが溜まっている
・加齢による髪の密度が減っている
それでは、くせ毛になる原因についてご説明しましょう。
毛穴が曲がっている
くせ毛になる原因の一つとして挙げられるのが、毛穴が曲がっているというものです。
髪が生える根本となる毛穴が曲がっていると、そこから生えてきた髪も曲がって生えてくるので断面が楕円形になりやすいため、くせ毛になりやすくなります。
毛穴が曲がってしまうのは生まれつきのものか、加齢によるものかで違ってきます。
加齢によるものの場合、加齢で頭皮の筋力が弱まり、たるみが出てくると毛穴が曲がってしまいます。
遺伝で生まれつき毛穴が曲がっているケースがありますが、この場合だと根本的にケアをするのが難しいです。
毛穴の曲がり具合でくせ毛の度合いも変わってくるので、ケアができるなら早めに対処した方が良いでしょう。
髪の内部にあるシスチン結合がおかしい
髪の内部にあるシスチン結合がおかしくなっているのもくせ毛になっている原因です。
シスチン結合とは、システインというアミノ酸が2つ結合した成分のことで、主に人の髪や爪、皮膚に存在しています。
特に髪の毛の全成分の約15％を占めている重要な成分であり、髪の弾力やコシを保つために欠かせない成分です。
しかし、髪の内部でシスチン結合がおかしくなっていると、髪が伸びてきたときにくせが目立ってしまったり、髪が濡れたり湿気を含むとくせが強く出たりするといった問題が出てきます。
これはコールドパーマと呼ばれる現象と非常によく似たものだと言えるでしょう。
コールドパーマは薬剤を使ってシスチン結合を一度切断してから再度結合させる仕組みになっているので、くせ毛になった状態でシスチンが再結合されることになります。
髪の内部の水分やたんぱく質が偏っている
髪の内部の水分やたんぱく質が偏っていても、くせ毛がひどくなります。
水分が偏っているだけならまだしも、たんぱく質が偏ると水分も一緒に偏るので髪がうねりやすいうえに広がりやすくなるのが問題です。
そもそも髪の内部には疎水性部分で水を吸いにくく硬いたんぱく質繊維の「パラコルテックス」、そして親水性部分で水を吸いやすく柔らかいたんぱく質繊維の「アルトコルテックス」で構成されており、この2つのバランスが偏った時点でくせ毛になりやすくなります。
しかも遺伝で偏りやすくなるため、生まれつきくせ毛が多い人に起こりやすいです。
髪がダメージを蓄積している
パーマやカラー、紫外線や髪の内部の水分やたんぱく質の偏り、髪が濡れた状態でドライヤーやタオルドライをしたり、ブラッシング、ヘアアイロンをしたりすることで髪にダメージを蓄積させているとくせ毛になりやすいです。
髪にダメージを蓄積させることで髪の内部にある成分が外部に流れ出てしまうので、内部のたんぱく質が偏ってしまいます。
すると上記でご説明したようにたんぱく質と水分が偏ってしまい、くせ毛になりやすくなるということです。
毛穴が詰まっている
頭皮の毛穴が何らかの理由で詰まっている場合もくせ毛になりやすいです。
というのも、シャンプーやトリートメントの洗い残し、皮脂汚れなどで毛穴が詰まっている状態が続くと、毛穴からまっすぐ生えてくるはずの髪の毛が曲がって生えてきます。
毛穴の隙間から押し出されるように生えてくるため、早急に頭皮を綺麗にする必要性があるでしょう。
もしも頭皮がべたついていたり髪が臭っていたりする場合は毛穴が詰まっている場合があるので、早急に頭皮ケアを行うことが大切です。
ホルモンバランスが乱れている
髪は何らかの原因によって髪質が変わると、くせ毛になりやすくなります。
特にホルモンバランスが乱れると髪質が変化しやすいため、くせ毛が出ることがあります。
これは男女関係なくホルモンバランスが乱れてくると起こりやすい現象なので、実質的に誰でも起こり得る現象です。
特に女性は出産や更年期などによってホルモンバランスが乱れることが多いため、よりくせ毛になりやすいでしょう。
生活習慣が乱れている
生活習慣の乱れによって頭皮環境が乱れている状態でもくせ毛が発生しやすくなります。
無理なダイエットや食事制限、栄養バランスの偏りなど、健康な髪を育てる頭皮に運ばれる栄養が偏ったり少なかったりすることでうねった髪が生えやすくなります。
もちろん頭皮環境の乱れ以外にも肌荒れなどの問題も発生するため、今一度生活習慣を見直す必要性があるでしょう。
ストレスが溜まっている
ストレスは健康的な頭皮環境にとって天敵とも言える問題です。
過剰なダイエットや食事制限は栄養不足に陥るだけでなく、ストレスも溜め込みやすくなります。
ストレスは頭皮環境を悪化させると共に頭皮に運ばれるはずの栄養が少なくなってしまうため、健康的な髪の毛の成長の妨げになります。
生活習慣の乱れと共にストレスも肌荒れなどのさまざまな影響を出してしまうため、ストレスを効率良く発散する必要性があるでしょう。
加齢による髪の密度が減っている
加齢による髪の密度の現象は、基本的にほとんどの人が経験することになります。
年齢を重ねると健康的に生えてきたとしても細い髪の毛が生えてくるので、全体的な髪の密度が薄くなります。
また、髪にハリやコシがなくなるため、うねって生えてくることからくせ毛になりやすいです。
くせ毛になったときの対処法
くせ毛になったときの対処法は、以下の通りです。
・ヘアアイロンを正しく使う
・アミノ酸系シャンプーを使う
・しっかりタオルドライをする
・規則正しい生活習慣にする
・縮毛矯正をかける
・ヘアカットして扱いやすいようにする
・スタイリング剤を見つける
・くせ毛に強い美容室を見つける
それでは、くせ毛になったときの対処法についてご説明しましょう。
ヘアアイロンを正しく使う
どうしてもくせ毛が気になる場合は、正しくヘアアイロンを使用するのがおすすめです。
少しずつ髪を取って根元から滑らせるように使用すると、上手くくせ毛を直すことができます。
ただ、くせ毛の強さによっては温度調節を上手く使いこなす必要性があります。
もちろん温dのが高いと逆に髪にダメージを蓄積させてしまうので、温度調節には細心の注意を払いましょう。
アミノ酸系シャンプーを使う
アミノ酸系シャンプーは一般的なシャンプーとは違い、洗浄力が強くないので髪の潤いを保持したまま綺麗に洗えることから、髪の乾燥を防ぐのに効果的です。
一定の洗浄力と頭皮に優しい洗い心地からさまざまな人におすすめのシャンプーであり、使い続けることによって悩んでいたくせ毛が改善されるでしょう。
しっかりタオルドライをする
お風呂上がりの髪が濡れた状態のまま放置すると、髪がダメージを受けやすくなってしまいます。
これ以上髪にダメージを蓄積させないようにするためにも、タオルドライなどでしっかりと髪を乾かしましょう。
髪がダメージを受け続けていると髪の内部の水分やたんぱく質の偏りが生じてしまい、くせ毛になりやすくなります。
したがって、タオルドライをしっかりとやってからドライヤーやヘアアイロンなどを使って髪を乾かしましょう。
規則正しい生活習慣にする
くせ毛にならないようにするためにも、規則正しい生活習慣やバランスの良い食生活を心がけましょう。
たんぱく質やビタミンE、他のビタミン類やミネラル、亜鉛やアミノ酸といったさまざまな栄養素を重視した食事を心がけることで、健康的な髪の毛を生やすことができます。
もちろん脂質やカフェイン、アルコール等は多少なりとも摂取してはいけないわけではありませんが、過剰摂取すると髪に悪影響を与えるので注意しましょう。
縮毛矯正をかける
どうしてもセルフケアでくせ毛が解消できない場合は、縮毛矯正をかけてくせ毛を直す方法が挙げられます。
縮毛矯正を活用すればスタイリングの時間がかからず、セルフケアによる髪へのダメージを最小限に抑えられるのがポイントです。
セルフケアでヘアアイロンやコテを使い続けるとみるみるうちにダメージを蓄積させてしまい、くせ毛以前の問題になりかねません。
一向にくせ毛が改善されない場合は、縮毛矯正を検討してみましょう。
ヘアカットして扱いやすいようにする
ヘアカットでヘアスタイルを工夫すれば、くせ毛でも扱いやすくなります。
定期的にヘアカットをしてくせ毛になりやすい部分をカットしたり、髪の広がりを最小限に抑える髪型にしたりとさまざまな工夫ができるでしょう。
スタイリング剤を見つける
くせ毛をヘアアイロンで対策した後は、ヘアオイルやジェル、ワックスなどのスタイリング剤を使用するのがおすすめです。
スタイリング剤で上手にセットできれば、長時間経ってもセット崩れが起きにくくなり、くせ毛対策になります。
くせ毛に強い美容室を見つける
美容室を利用するなら、くせ毛に強い美容室を見つけましょう。
美容室にもさまざまな種類があるので、くせ毛の対処法を詳しく知っている美容室であればどんなに強いくせ毛でも直せる可能性が高いです。
まとめ
くせ毛になる原因は数多くあるので、さまざまな対処法を駆使してくせ毛への対処を徹底する必要性があります。
頭皮のケアをするのはもちろん、規則正しい生活習慣やバランスの良い食生活、ストレスを溜め込まないようにするなど、さまざまな対策をしてくせ毛にならないように意識しましょう。
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