髪質改善と縮毛矯正の違いとは?どっちがいい?それぞれの特徴を紹介
「髪質改善という言葉を聞くようになったけど縮毛矯正とは違うの?」
ストレートヘアに憧れる方は”髪質改善”という言葉を1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、髪質改善と混同されがちな縮毛矯正について解説します。

恵比寿の美髪特化美容師サトウヨウスケです。
お客様の髪を綺麗にすることに特化して、美しい髪を育むための施術とアドバイスを行っています。自信をもって美しい髪を手に入れていただけるよう精一杯努めます。
髪質改善とは?本来の意味
髪質改善とは、自身が抱える髪の悩みを解決し、理想の髪質・髪型へと導く意味をもちます。
よく髪質を改善するためのトリートメントと思われがちですが、髪質改善本来の意味は上記のとおりです。
・髪の乾燥による広がり・パサつき
・ダメージによる枝毛、切れ毛
・うねりやくせ毛
といった髪の悩みを解消することを全体的に髪質改善と呼びます。
最近になって、髪質改善トリートメントが注目されつつありますが、基本的にはメニューの名称であり、本来の髪質改善とは別物だと考えてください。
髪質改善の仕組み
ここでは、髪質改善トリートメントが髪の悩みを解決する仕組みについて解説します。
まず、髪質改善トリートメントは、毛髪内部の結合を修復および再構築するトリートメントです。
例えば、ダメージを受けた髪の内部は空洞化(ダメージホール)しており、成分や水分が流出しやすくなっています。
そこに、髪質改善トリートメントによって、内部を満たしてあげることで流出を防ぎ、健康な髪へと近づけることができます。
ダメージを受けた部分にトリートメント成分が作用すれば、ツヤのある髪になるため、髪質改善効果が期待できるのです。
一般的なトリートメントとの違い
一般的なトリートメントと髪質改善トリートメントの違いについてみていきましょう。
・ダメージを受けた髪表面への修復作用は一緒
・毎日手軽にケアできるのは一般的なトリートメント
・髪内部に栄養を浸透させる力は髪質改善トリートメントのほうが上
・髪のクセを抑える効果が期待できるのは髪質改善トリートメント
髪質改善トリートメントは、栄養を髪内部まで浸透させる作用と、弱いクセなら抑える効果が期待できる点で、一般的なトリートメントとは異なります。
髪質改善トリートメントのメリット・デメリット
髪質改善トリートメントは、髪に悩む多くの方におすすめできるメニューですが、メリット・デメリットがそれぞれあります。
まず、メリットは以下のとおりです。
・トリートメント効果が持続する
・お手入れがしやすい
一方、デメリットは以下のとおりです。
・一般的なトリートメントよりも料金が高い
・強いクセには効果が期待できない
普段のトリートメントよりも効果が期待できる分、料金が高くなってしまうので維持費を考えなくてはいけません。
また、強いクセ毛をストレートにするほどの効果は期待できず、パーマをかけている場合はゆるくなってしまう可能性もあります。
縮毛矯正とは?
髪質改善と混同されがちな縮毛矯正とは、特殊な薬剤を用いて強制的にストレートヘアにさせる施術です。
強いくせ毛、天然パーマを改善する際に用いられます。
縮毛矯正は全体あるいは一部分にかける方法があるため、自身のクセ毛に合わせて柔軟に対応可能です。
上記の方法を応用すれば、髪の根元から中心に向かって縮毛矯正を施し、毛先はパーマをかけるといったアレンジもできます。
そのため、単純にストレートにしたいだけでなく、デザイン性を考慮した縮毛矯正も実現できる点を覚えておきましょう。
縮毛矯正の一般的な流れは、以下のとおりです。
・1剤で髪を軟化させる
・軟化した髪をストレートアイロンで真っ直ぐにする
・2剤で軟化した髪を固定する
髪質改善or縮毛矯正 向いてる人
サロンや美容室にくるお客様の中には、髪質改善と縮毛矯正にどちらが向いているのかわからないでご来店される方も珍しくありません。
では、どのようなタイプで髪質改善トリートメント・縮毛矯正を選べばいいのでしょうか。
髪質改善トリートメントが向いている人は以下に該当する方です。
・コテ・アイロンを使う頻度が多い方
・加齢による髪質の変化を感じる方
・縮毛矯正をするほどではない若干のクセがある方
・カラー・パーマによって髪の毛のダメージが蓄積している方
・ハリ・コシ・ツヤがなくなってきたと感じる方
髪質改善トリートメントは、ストレートヘアにするよりも髪の毛に栄養を浸透させてツヤのある髪へと導くのが目的です。
そのため、ダメージ毛やハリ・コシがなくなってきたと感じる場合には検討すべき施術メニューといえるでしょう。
一方、縮毛矯正は以下の方におすすめです。
・天然パーマやくせ毛が強くスタイリングに苦労している方
・ストレートヘアに憧れる方
・髪の傷みが少ない方
縮毛矯正は強制力があるので、天然パーマやくせ毛で悩む方にはうってつけです。
ただし、髪質改善トリートメントとは違い、髪へ負担をかけるので、ダメージ蓄積の少ない方のほうが向いています。
髪質改善トリートメントと縮毛矯正の違い
髪質改善トリートメントと縮毛矯正の違いは、以下のとおりです。
・使用する薬剤の違い
・ストレートにさせる効果
・髪への負担
・アイロンをあてるタイミング
髪をストレートにさせる作用が強い分、縮毛矯正のほうが薬剤の性質的には強さがあります。
そのため、髪への負担を考えると髪質改善トリートメントのほうがおすすめです。
また、工程の違いをあげるなら、ヘアアイロンをあてるタイミングが異なります。
髪質改善トリートメントは最終工程でアイロンをあてるのに対し、縮毛矯正は1剤を浸透させた後に使用するのが違いです。
髪質改善の方法は2パターン
髪質改善には、以下の2パターンがあります。
・ヘアアイロンによる髪質改善
・ヘアケア成分による髪質改善
ヘアアイロンは、高熱によって髪のクセをなくす方法のため、即効性には期待できますが、持続性はありません。
しかし、薬剤を併用すると持続性もプラスされるので、縮毛矯正は髪質改善の効果が高いのがわかるはずです。
一方、ヘアケア成分による髪質改善は髪内部に浸透させるので、持続性は期待できるでしょう。
ただし、期待できる効果や即効性はヘアアイロンほどではありません。
とはいっても、ヘアケアは美髪をキープする上でも重要なので、可能ならどちらも並行して行うのがおすすめです。
髪質改善トリートメントを長持ちさせるコツ
トリートメント効果を長持ちさせるには、以下のポイントを抑えるべきでしょう。
・2ヶ月1回の頻度で継続する
・自宅でのヘアケアも欠かさない
・ドライヤーの熱に注意する
・髪質改善サロンで正しい施術を受ける
髪質改善トリートメントは新しい髪が伸びてくる頃に継続して受けると、より長持ちします。
また、カラーやパーマを高頻度で受けている方は、髪へのダメージが蓄積しているので、自宅でのヘアケアも欠かさず行いましょう。
自宅で使用するトリートメントはインバス・アウトバスを併用するのがおすすめです。
また、意外に疎かにされがちなのがドライヤーの熱です。
髪を乾燥させるのは大切なものの、乾燥させすぎるとかえって髪を傷めやすくパサつきや広がりの原因にもなります。
熱がこもりすぎないよう適度な距離で8〜9割ほど乾かす意識でブローしましょう。
そして、髪質改善サロンで正しい施術を受けるのが理想の髪質を手に入れる近道です。
髪質に関するプロフェッショナルの意見を参考にして、自身の髪への悩みや課題を解決していきましょう。
自分にぴったりの施術を選ぶなら一度相談してみよう
自分にぴったりの施術は髪質や想像しているヘアスタイルによって異なるため、素人では判断しにくい部分でもあります。
そこで、プロの意見を参考にして髪質改善トリートメントがいいのか、縮毛矯正がいいのかを見極めてもらうのがいいでしょう。
もし、髪質に関して何か不安・悩みがあるなら、ぜひ一度僕のLINEに相談をしにきてください。
ぜひ、一緒に理想の髪型を手にいれていきましょう。

サトウ ヨウスケ
シェアサロンオーナー
学生時代からプロも参加するコンテストで多数の受賞を経験。
海外のヘアショーやカットスクールに参加し、
最短スタイリストデビューを実現。
美容学校の外部講師も経験している。
シェアサロンオーナー
学生時代からプロも参加するコンテストで多数の受賞を経験。
海外のヘアショーやカットスクールに参加し、
最短スタイリストデビューを実現。
美容学校の外部講師も経験している。