【過去最高の仕上がり】硬くなった髪を柔らかくする
先日始めて担当させていただきましたお客様。
定期的に縮毛矯正をしていて、前回は2ヶ月前に毛先までの縮毛矯正をされているとのこと。
今ではダメージが大きくて、手ぐしが通らない状態。泣
手触りは硬く、ジリジリしてる。。。
毛髪チェックさせていただき診断結果は、
毛先10㎝部分がビビリ毛予備軍といったところ。
何度も毛先まで縮毛矯正をされている方にありがちです。泣
改善方法は
今にもビビリ毛になってしまいそうな状態。。。
クセが伸びていないからといって再度施術するには大分リスクがあり、少しでも髪に負担がかかると簡単にビビリ毛になるので、美容師の基本としては断った方が良い。
解決策は、
①トリートメントで最善なケアを施し、半年後に危険部分がなくなってから再度縮毛矯正
②危険部分がダメージが重なる、もしくはクセが伸びない可能性が高いので、10㎝カットする覚悟で再度縮毛矯正
リスクが高すぎて施術が成功できるとはお約束できないので、念入りに話し合いました。
結果、『②の選択をすることに。』
髪が必ず引っかかるし、ギシギシした手触りに相当ストレスを感じるからリスクがあっても早めに改善していきたい。ということで施術を決めました。
硬くなった髪は治せる?
熱変性している髪は、生卵→目玉焼きみたいなイメージ。
目玉焼きが生卵に戻ることってありえませんよね!
そこくらい難しいことなので、頭を悩ませてしまうところなのですが、、、
科学的に完璧に戻すことは無理でも、少し柔らかくする方法はある。
そんな薬剤を使用しつつ、かなりデリケートな状態の髪を守ってくれる薬で保護。
薬剤が弱すぎてもクセは伸びないし、強いと簡単にビビリ毛になるのが難しいポイント。
ここまでくると理論も大切ですが、手先の感覚と経験が非常に重要だと思っています。
では。
アイロン無しで、ドライのみの仕上がりがこちらです。
写真だとわかりづらいですが、毛先の硬さが無くなり、柔らかい仕上がりに!
出来るだけ長さを残したいとのことでしたので、1㎝ほどカットして整えましたが、正直ここまで柔らかく仕上がってくれるとは、、!
そして毎日ジリジリとした手触りだった髪が、久しぶりに手ぐしが通るようになり非常に喜んでもらえました( ;∀;)
今回の柔らかくなった変化度合いは過去一だと思いますので、施術内容と感覚をメモメモ、、。
成功体験で向上する
髪質と上手くハマってくれただけで、同じ仕上がりに100%できるとは限りません。
沢山の薬剤が備えてあっても、
薬の組み合わせ、タイミング、どのくらいの濃度で希釈するか、どのくらい放置させるか、熱を入れるか、
学ばせてもらった知識からイメージし、日々感覚が磨かれているように感じます。
髪質はそれぞれですので、今回くらい形質変化できない場合もあると思いますが、今回の成功体験で1つ自信がつきました。
新しい薬、知識は増えていきますし、少しでも高い技術ができるよう精進していきます^ ^