低温縮毛矯正とは?メリットデメリット、向いている人を解説
「低温縮毛矯正は効果あるの?」
「低温縮毛矯正について知りたい!」
最近では、低温縮毛矯正と呼ばれるメニューを展開している美容室・サロンを見かけます。
しかし、どのような特徴や効果なのかわからないと施術まで決断しにくいですよね。
そこで今回は、低温縮毛矯正についてメリット・デメリットや、向いている人・向いていない人を解説します。

恵比寿の美髪特化美容師サトウヨウスケです。
お客様の髪を綺麗にすることに特化して、美しい髪を育むための施術とアドバイスを行っています。自信をもって美しい髪を手に入れていただけるよう精一杯努めます。
低温縮毛矯正とは?
低温縮毛矯正とは、その名の通りできる限り低温で縮毛矯正を行う施術です。
通常の縮毛矯正では、高温でクセを伸ばしていくため、髪を構成するタンパク質が変性しやすく、負担がかかるものでした。
しかし、低温縮毛矯正はタンパク質が変性しない程度の低温で施術を進めるので、髪への負担が少なく、自然な仕上がりになりやすい点が特徴としてあげられます。
低温縮毛矯正のメリット・デメリット
では、気になる低温縮毛矯正のメリット・デメリットについて見ていきましょう。
まずは、低温縮毛矯正のメリットです。
・髪への負担が少ない
・スタイルチェンジしやすい
髪の毛が傷んでしまうと、いくら真っ直ぐをキープしていたとしても、パサつきや広がりが目立つようになり、維持が難しくなります。
一方、低温縮毛矯正なら、通常の縮毛矯正よりも髪への負担が少ないのが魅力です。
また、髪が硬化しにくい点から施術後のカラーやパーマもしやすく、スタイルチェンジがしやすいメリットもあります。
特に、日頃からヘアスタイルをよく変える方にとっては、理想の縮毛矯正メニューではないでしょうか。
では続いて、低温縮毛矯正のデメリットです。
・通常の縮毛矯正より効果が劣る
・スタイルの持ちが悪い
温度が低い分、通常の縮毛矯正よりも効果が劣ってしまう点はどうしても避けられません。
そのため、くせ毛が強い方や剛毛な方には、効果があまり見られない可能性もあるでしょう。
また、美容師の技術が習熟していない影響で、スタイルの持ちが悪い点もデメリットです。
低温縮毛矯正は、お客様の髪質を正確に捉えて行わなければならないので、中にはあまり矯正がされていない状態で施術を終えてしまう場合もあります。
そうなると、当然スタイルの持ちが悪いと感じてしまい、結果として満足できなかったというケースに発展してしまうでしょう。
メリットは大きな魅力ではあるものの、デメリットも人によっては大きな要因になる点を覚えておいてください。
低温縮毛矯正でクセは伸びる?
低温縮毛矯正を用いればクセは伸びるのか、という点においては、以下のように認識しましょう。
・弱いクセやうねりなら改善できる可能性が高い
・通常の縮毛矯正のような強いクセは伸ばせない
低温縮毛矯正は髪へのダメージが少ない代わりに変化も小さくなってしまうため、通常の縮毛矯正のような効果は期待できません。
だからこそ、弱いクセやうねりを伸ばしたい場合には効果的で、自然な仕上がりのストレートヘアを実現できるでしょう。
自然なストレートヘアになる?
低温縮毛矯正は、通常の縮毛矯正よりも自然なストレートヘアにしやすいです。
ただし、あくまで弱いくせ毛やうねりに対して自然な仕上がりにしやすく、強いクセ毛やうねりには厳しいかもしれません。
クセやうねりの強い人が低温縮毛矯正で施術すると、クセが伸びていないような見え方になる恐れがあります。
若干のクセはやわらぐものの、根本的なクセ自体の解消にはつながらないため、結局違和感が生まれてしまう可能性があるでしょう。
低温縮毛矯正は向いている人・向いていない人が分かれやすい施術だと認識しておいてください。
低温縮毛矯正が向いている人・向いていない人
では、一体どのような人に低温縮毛矯正が向いているのか、あるいは向いていないのかを見ていきましょう。
まずは低温縮毛矯正が向いている髪質・おすすめな人です。
向いている髪質
・軽くうねりがあるのを直したい人
・髪が広がってボリュームが収まらない人
おすすめな人
・現状の髪質を活かしたい人
・すでに縮毛矯正をしている人
低温縮毛矯正は軽いうねり・クセを直すのに適しているため、すでに縮毛矯正をしている人が髪に負担をかけず維持するのに効果的です。
一方、以下に該当する方はおすすめできません。
向いていない髪質
・髪のクセが強くうねりが大きい
・髪が太くダメージがない
おすすめできない人
・普段からパーマやカラーをかけない人
・くせ毛を徹底的に改善したい人
クセやうねりが強いと、どうしても低温縮毛矯正では伸ばしきれない可能性が高いです。
また、髪が太くダメージが少ない場合もかかりにくいため、おすすめできません。
上記をふまえると、普段からパーマやカラーをかけない人は髪質が強い可能性が高いので、低温縮毛矯正の効果を受けにくいでしょう。
また、くせ毛を徹底的に改善したい場合には、効果の期待できる通常の縮毛矯正が一番です。
自身の髪質や解消したいレベルに応じて低温なのか通常なのかを選択していきましょう。
毛矯正を謳っていても中身は違うことも…
ここからは少し複雑な話題になりますが、そもそも低温縮毛矯正という定義は曖昧です。
通常より温度を下げた施術なら全て低温縮毛矯正に該当してしまいます。
そのため、弱いクセ・うねりを伸ばすことをイメージして低温縮毛矯正を受けたが、思った以上にストレートになってしまうケースもゼロではないでしょう。
そのため、「温度に限らずお客様の悩みを解消する仕上がりにできる技術をもった美容師」を見つけるのが最も大切です。
悩みを解消するための手法として低温縮毛矯正があるので、まずは自身のなりたい髪型や悩みを徹底的に相談するのがいいかと思います。
低温縮毛矯正はダメージなし?
低温縮毛矯正はダメージがない、という話を耳にして興味を持った方がいるかもしれません。
結論からいうと、低温縮毛矯正でもダメージは加わります。
なぜなら、縮毛矯正と同様に薬剤を使用して、髪の毛の結合に作用させるからです。
通常の縮毛矯正と違うのは、高温のヘアアイロンを用いる工程がない点なので、両者を比較するとダメージは少ないというだけです。
全くダメージがないと思って施術を受けると後悔してしまうので、勘違いしないよう注意してください。
通常の縮毛矯正と低温縮毛矯正の工程
通常の縮毛矯正と低温縮毛矯正の工程について比較してみましょう。
まず最初は、1剤を使用してくせ毛の原因であるタンパク質の結合を切断します。
低温縮毛矯正の場合はトリートメント成分が多く含まれており、必要以上にタンパク質の切断は起こりません。
続いて、通常の縮毛矯正では、1剤を洗い流す工程があります。
低温縮毛矯正では1剤を洗い流さず、そのまま次の工程に移ります。
通常の縮毛矯正の場合、1剤を洗い流してドライした後に高温のヘアアイロンでクセを伸ばして固定する作業です。
低温縮毛矯正では、そのまま低い温度で1剤に含まれる薬剤の反応を継続させます。
そして次に2剤を塗布して、1剤によって傾いた髪のpHを中和し、安定化させます。
最後は、薬剤を流して髪を乾かしたら完了です。
細かな違いとしては、低温縮毛矯正の1剤にはトリートメント成分が多く含まれており、長時間浸透させてタンパク質の結合を切断する点があげられます。
また、高温のヘアアイロンを行うかどうかも違うため、この部分でクセを伸ばす効果に差が出てくるのでしょう。
どちらも施術時間は約3時間ほどかかるので、ある程度の時間の確保が必要なのは変わりません。
低温縮毛矯正で髪の悩みを解消しよう
今回は低温縮毛矯正についてメリット・デメリットや、向いている人・向いていない人について解説しました。
低温縮毛矯正は通常の施術よりもクセを伸ばす力が穏やかな分、ダメージも少ない点が理解してもらえたはずです。
ただし、自身に低温縮毛矯正が合うかどうかは、プロの目からみて判断しなくてはいけません。
もし縮毛矯正についてお悩みなら、ぜひ僕が在籍している美髪特化サロンで理想の髪質を目指していきましょう。
下記のLINEから無料相談も実施しておりますので、お気軽にご連絡ください。

サトウ ヨウスケ
シェアサロンオーナー
学生時代からプロも参加するコンテストで多数の受賞を経験。
海外のヘアショーやカットスクールに参加し、
最短スタイリストデビューを実現。
美容学校の外部講師も経験している。
シェアサロンオーナー
学生時代からプロも参加するコンテストで多数の受賞を経験。
海外のヘアショーやカットスクールに参加し、
最短スタイリストデビューを実現。
美容学校の外部講師も経験している。