髪質改善トリートメントのデメリットとは?効果・長持ちのコツを解説
髪質改善トリートメントは、美容室で提供されているメニューの1つです。
中には「施術を受けても意味がない」「効果が得られない」といった意見も見られますが、正しい施術を受け、適切なケアを行えばしっかりと効果が感じられます。
今回は、髪質改善トリートメントにはどんなデメリットがあるのか?効果や長持ちさせるコツにはどんなものがあるのか?を中心に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
髪質改善トリートメントのデメリット
髪質改善トリートメントのデメリットは、主に以下のような項目があります。
・癖やうねりはとれない
・継続して施術を受ける必要がある
・コストがかかる
・カラーの退色につながる
では、それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
デメリット1.癖やうねりはとれない
髪質改善トリートメントは、髪の毛のダメージを補修していくメニューであり、大きなうねりや癖を伸ばすことはできません。
ダメージによって起こる弱い癖・うねりであれば、改善できる可能性はあります。
縮毛矯正と比べると髪をストレートにする力が弱いので、髪質改善トリートメントのみでくせ毛やうねりを改善させると考えないほうがいいかもしれません。
一番効果的なのは、縮毛矯正+髪質改善トリートメントです。
強制的に真っ直ぐに伸ばした髪の内部を髪質改善トリートメントで補修するので、相乗効果が期待できます。
デメリット2.継続して施術を受ける必要がある
髪質改善トリートメントは、1回施術を受けたら終わりではなく、継続して行わなくてはいけません。
回数としては、1〜3ヶ月に1回のペースがよいとされていて、なおかつ期間に決まりがありません。そのため、忙しい方にとっては手間のかかるケア方法に感じるでしょう。
髪質改善トリートメントメニューを受けるとわかりますが、1度の施術で髪のサラサラ感や滑らかになる効果を実感できます。
しかし、新しい髪の毛や外部からのダメージによって効果は薄れていくため、定期的なケアで持続させていかなくてはならないのです。
デメリット3.コストがかかる
髪質改善トリートメントでは、上質な成分を用いており、その分のコスト・お金がかかる点もデメリットです。
相場としては1.5〜3万円ほどで、従来のトリートメントメニューよりも効果は期待できます。
1〜3ヶ月のペースで1.5〜3万円の出費が発生する点を考えると、経済的な余裕が必要になるでしょう。
上記にくわえ、カット・カラー・パーマ・縮毛矯正を行うなら、さらにコストが高くつきます。
効果が期待できる分のコストがかかる点は理解しておきましょう。
デメリット4.カラーの退色につながる
髪質改善トリートメントによって、毛先が退色する可能性があるので注意しましょう。
もし、色落ちが気になるなら、髪質改善トリートメント後にカラーする方法もあります。
ヘアカラーのタイミングで髪質改善トリートメントを行うようにすると、何度も美容室に足を運ばなくて済み、トリートメント後の退色も気になりません。
髪質改善トリートメントのメリット
ここまで、髪質改善トリートメントのデメリットについてお話ししましたが、どちらかというとメリットになる部分のほうが大きいです。
・髪にツヤ感が生まれる
・髪がまとまりやすくなる
・市販トリートメントよりも効果的
・髪にハリ・コシが出る
・ダメージヘアにもOK
では、どのような点がメリットなのかをそれぞれ見ていきましょう。
メリット1.髪にツヤ感が生まれる
髪質改善トリートメントを行うことで得られる最大のメリットは、圧倒的なツヤ感を楽しめる点です。
市販あるいは今までのトリートメントの場合は、コーティング成分によって髪の表面にツヤが出ます。
一方、髪質改善トリートメントは、髪内部に栄養を浸透させるため、内・外どちらからもツヤ感を出すアプローチができます。
メリット2.髪がまとまりやすくなる
滑らかな髪質になると、全体的にまとまりやすくなる点もメリットです。
ダメージを受けた髪の毛は、どうしてもパサつき・広がり・ごわつきなど、美しいヘアスタイルの妨げになるクセが出てしまいます。
髪質改善トリートメントによって全体的なまとまりが出ると、上記のような癖を抑えられ、ボリュームが落ち着いた髪になります。
デメリット3.市販トリートメントよりも効果的
髪質改善トリートメントの効果を実感できる点もメリットです。
自宅で行うトリートメントでは、髪表面にしか作用しないため、すぐに髪のパサつきやごわつきが生じてしまいます。
一方、髪質改善トリートメントは1〜3ヶ月は持続し、髪を内側からケアしてくれるので、持続するほど効果を実感できるでしょう。
メリット4.髪にハリ・コシが出る
毛髪内部に栄養を浸透させると、ハリ・コシが出る点もメリットです。
髪がダメージを受けてしまうと、内部の水分が流出し、スカスカの状態になります。
そうなると、髪のクッション性が低下するためペタンとしてしまい、弱ったような髪の毛になるでしょう。
そこで、髪質改善トリートメントで栄養を補給してあげると、髪が立ち上がり、ボリュームも出やすくなります。
メリット5.ダメージヘアにもOK
髪質改善トリートメントは、ダメージヘアにも使える利便性の高さがあります。
むしろ、ダメージヘアに髪質改善トリートメントは効果的です。
また、エイジングによるダメージにも、作用する成分が含まれているため、年齢問わずおすすめできます。
髪質改善トリートメントで効果がある人
髪質改善トリートメントで効果がある人は、以下の通りです。
・髪のツヤが出ない人
・髪の毛が細く柔らかいタイプ
・カラー・パーマ、縮毛矯正でダメージのある方
・うねりやパサつきのあるエイジング毛
髪質改善トリートメントに含まれる成分は、髪の内部に浸透して作用するので、ダメージ毛・エイジング毛には効果が期待できます。
また、メリットの項で触れたように、髪の毛にツヤ・ハリ・コシを出したいと考えている方にも、髪質改善トリートメントは受けてほしいメニューです。
メンズは髪質改善トリートメントとの相性はいい?
女性に比べると男性は髪が短く、髪質改善トリートメントを行っても相性が悪いように感じるかもしれません。
しかし、髪質改善トリートメント自体は男性にも相性がよいとされています。以下の条件に1つでも当てはまるようなら、一度施術を受けてみてはいかがでしょうか?
・髪の毛が細い
・少しのクセ・うねりがある
・まとまりのある髪にしたい
・ダメージヘアを改善したい
髪質改善トリートメントによって髪の質が高まれば、朝のセットが簡単になり、動きのある髪型にも挑戦できるようになります。
ただし、剛毛や癖の強い髪質の場合には、髪質改善トリートメントは不向きです。美容室には髪質改善トリートメント以外にも、ストレートパーマや縮毛矯正などのメニューが用意されています。トリートメントで髪の癖やダメージが改善できないときは、ぜひそちらのメニューを検討してみてください。
髪質改善トリートメントの手順
髪質改善トリートメントは、以下のような手順をふんで行われるのが一般的です。
1.シャンプーする
2.トリートメントを塗布する
3.10分程度放置する
4.洗い流す
5.アイロンで熱を入れる
6.完了
トリートメントを浸透させるために時間を置き、丁寧に洗い流します。これだけでもツヤが出ているのを実感できるでしょう。
また、その後に成分を安定させるための加熱を行います。
施術が完了するまでの時間はおよそ30分〜1時間ほど。カット・カラーなども同時に行う場合は時間に余裕をもっておくとよいですね。
髪質改善トリートメントを長持ちさせるために
髪質改善トリートメントを行った後は、できるだけ長持ちするようにケアを行う必要があります。
まず、自宅でのホームケアは非常に大切で、意識して取り入れるかどうかで持続性が変わるはずです。
・シャワー後はドライヤーで髪を乾かす
・濡れたままで髪を放置しない
・紫外線対策を行う
・洗浄力の強いシャンプーを使わない
・インバス・アウトバストリートメントを使う
上記のようなホームケアを取り入れて、髪質改善トリートメントを長持ちさせましょう。
特に、シャンプーについては市販されているものだと洗浄力が強いものが多いので注意しなくてはいけません。
洗浄成分はラウレス硫酸・ラウリル硫酸などの高級アルコール系ではなく、ベタインやグリシンといったアミノ酸系を使っているシャンプーが適切です。
もし、シャンプー選びに迷う場合は、サロンで販売しているシャンプーを利用するといいでしょう。
また、髪質改善トリートメント後でも、インバス・アウトバストリートメントを行い、髪への補修やダメージを抑えるケアを忘れないようにしてください。
髪質改善トリートメントを試してみて
今回は髪質改善トリートメントのデメリットについて解説しました。
もし、髪質改善トリートメントについてお悩みなら、ぜひ一度当サロンにご相談ください。
ぜひ、素敵な髪を手に入れて、ヘアスタイルに悩まないライフスタイルを過ごしていきましょう。
サトウ ヨウスケ
シェアサロンオーナー
学生時代からプロも参加するコンテストで多数の受賞を経験。
海外のヘアショーやカットスクールに参加し、
最短スタイリストデビューを実現。
美容学校の外部講師も経験している。
シェアサロンオーナー
学生時代からプロも参加するコンテストで多数の受賞を経験。
海外のヘアショーやカットスクールに参加し、
最短スタイリストデビューを実現。
美容学校の外部講師も経験している。