縮毛矯正でうねりが残る原因と対処法 失敗しないための対策についても解説
「縮毛矯正をしてもうねりが残ってしまった・・・」
上記のような体験をしたことがある方がいるかもしれません。
縮毛矯正の内容や髪質によっては、うねりが残ってしまう可能性があるので注意が必要です。
そこで今回は、縮毛矯正でうねりが残る原因と対処法について解説します。
縮毛矯正でうねりが残る3つの原因
縮毛矯正でうねりが残る原因としては、主に3つあります。
まずはうねりの原因について理解して、適切な対策法を学んでいきましょう。
なぜ髪はうねるのか?根本的な原因
そもそも、髪がうねるのは何が原因なのか、ご存知ない方のために解説します。
髪の毛は水分を含んで膨張する性質があり、くせ毛のクセがさらに強くなる点が特徴です。
湿気の多い日や雨の日が、うねりがひどくてスタイリングしにくいのは、この水分を吸収して膨張するのが原因です。
少しのくせ毛でも水分を吸収すると強く出てしまうので、縮毛矯正によって真っ直ぐするのがうねりを抑える秘訣になります。
縮毛矯正のかかりムラがあった
縮毛矯正をしてもうねりが残る人は、かかりムラが1つの原因です。
縮毛矯正は強制的に髪の毛のクセを伸ばしてストレートにする施術なので、うねりが出てしまうことは理論上ありません。
かかりムラが起こるのは、主に以下のケースです。
・アイロンのかけ方が甘かった
・薬剤の塗りムラがあった
・薬剤の浸透時間が少なかった
髪質やクセの強さによって、アイロンや薬剤を調整するのが美容師の仕事ではあるものの、技術不足によって上記のようなムラができる可能性があります。
例外として、前髪の内側や顔周りの産毛、ダメージヘアは縮毛矯正の維持力が弱いので、うねりが残りやすいです。
縮毛矯正直後のかかりムラについては、美容師側の問題である場合が多いと考えましょう。
間違ったヘアケアをしていた
縮毛矯正から少し間を空けた際にうねりが出てきた場合は、ヘアケアが間違っている可能性が高いです。
原因はさまざまですが、主に以下の理由が考えられます。
・入浴後に髪を乾かさない
・縮毛矯正当日にシャンプーをした
・ドライヤー・ヘアアイロンの使いすぎ
・トリートメントやヘアオイルによるヘアケアをしていない
縮毛矯正をできるだけ長持ちさせるなら、日頃のヘアケアは大前提だと理解しておいてください。
多少のうねりが残る場合の対処法
「うねりは出ているけども、縮毛矯正をかけ直してもらうほどではないかも・・・」という場合は、非常に困りますよね。
もし、多少のうねりが気になるなら、ヘアアイロンで調整するのが対象法の1つです。
縮毛矯正のかかりムラや施術語にうねりが出てきた場合、どちらでも対処ができるため、汎用性は高い対象法でしょう。
もし、ヘアアイロンでうねりを解消する場合は、ヘアオイルや洗い流さないトリートメントでケアするのも忘れないでください。
ヘアアイロンの熱によってダメージを受けたまま放置しておくと、よりうねりが強く出てしまう可能性が高いです。
うねりが強くなると、ヘアアイロンで対処しても、時間が経つにつれてすぐに戻ってしまいます。
多少のうねりぐらいのレベルで抑えられるよう、ヘアアイロンを使用するときはヘアケアも並行に行うようにしてください。
うねりが残る場合は返金可能?いつまでに連絡すべき?
原則としては、縮毛矯正後にうねりが残る場合は、施術の失敗とみなされるので、返金可能です。
ただし、美容師が縮毛矯正を失敗だと認めない場合には、返金に応じてもらえません。
そのため、どのようなメニューを行い、どこが失敗しているのかを明確に提示できるように準備しおきましょう。
また、返金対応については美容院によって異なるので、詳しくは施術店舗に問い合わせるようにしてください。
以上を踏まえた上で、美容院への連絡・対応についてまとめます。
・基本は返金対応or縮毛矯正のやり直しが提案される
・長くても1週間以内に連絡をする
・事前に施術の説明を受けて了承している場合は返金対応不可
特に重要なのは、連絡をするタイミングです。
多くの美容院では1週間から10日前後の保証期間を設けているため、期間内に連絡をする必要があります。
保証期間をすぎてしまうと、返金対応・やり直しはしてもらえないので、できるだけ早めに連絡し、対応してもらいましょう。
かけ直しする場合の注意点
もし縮毛矯正をかけ直す場合、いくつか注意があります。
主に「髪へのダメージ」と「店舗変更」についてなので、しっかりと理解して正しくかけ直してもらいましょう。
髪へのダメージは?
縮毛矯正をかけ直す際に考えなくてはいけないのが、髪へのダメージです。
髪に2度のダメージを与えることになるため、問題ないかどうかは美容師に判断してもらうべきでしょう。
もし施術をしてもらう場合は、ダメージケアを必ずしてもらい、自宅でも継続的にヘアケアするようにしてください。
店舗を変えるのはアリか?
縮毛矯正に失敗している店舗でかけ直すのは、不信感があります。
そのため、店舗を変えて縮毛矯正をしてもいいものかと考える方もいるでしょう。
結論からいうと、信頼できる店舗に縮毛矯正のかけ直しを依頼するのは、大いにアリです。
店舗を探す際は、縮毛矯正が得意あるいはダメージケアに力を入れている店舗を選ぶようにしましょう。
縮毛矯正で失敗しない美容院の選び方
理想の髪型を手に入れるなら、縮毛矯正で失敗しない美容院を選ぶべきです。
ここでは、縮毛矯正で失敗しない美容院の選び方について見ていきましょう。
料金が安すぎる店舗は避ける
料金が安すぎる店舗は、安価な薬剤の使用や美容師のスキルが確立されていない可能性が高いので避けるべきでしょう。
また、回転数によって利益を出している美容室の場合は、美容師のスキルがあっても質が低くなる傾向にあるのでおすすめできません。
多少価格は高いと感じても、腕のいい美容師さんに依頼すべきです。
施術時間が短い店舗は避ける
縮毛矯正は一般的に3時間程度はかかってしまう施術なので、1〜2時間で終わるような店舗は避けておくべきでしょう。
施術時間が短い店舗は、どこかの工程を省略しなければ実現できません。
もし、薬剤の浸透時間やヘアアイロンの工程が省略された場合、縮毛矯正をしてもうねりが残る可能性が高くなるので注意しましょう。
頻繁に美容院を変えない
毎回あるいは頻繁に美容室を変えてしまうと、自身の髪質やクセを理解してもらえずに施術をすることになります。
そもそも、縮毛矯正はお客様の髪質やクセ、ダメージを理解して、慎重に行わなければならないメニューです。
そのため、頻繁に美容室を変えてしまうと、よく理解されないまま施術が行われるので、失敗するリスクも高くなるでしょう。
信頼できる美容師を見つけるまでは仕方ありませんが、頻繁には変えないようにしてください。
縮毛矯正の経験が豊富な美容師にお願いする
縮毛矯正は美容師のスキル・知識が仕上がりに左右されるため、経験豊富で信頼できる美容師にお願いするのが1番です。
経験が豊富な美容師さんを見つける際は、口コミや美容師の実績を確認するといいでしょう。
縮毛矯正で失敗しないための対策
美容室・美容師だけでなく、自分自身で縮毛矯正で失敗しないためにできる対策もいくつかあります。
この項目を読んで、少しでも自身で理想の縮毛矯正ができるように対策していきましょう。
弱酸性の縮毛矯正を選ぶ
施術効果は一般的なものよりも劣ってしまうものの、失敗しないという点では弱酸性の縮毛矯正がおすすめです。
弱酸性の縮毛矯正は、アルカリ性の薬剤を使用する方法よりも髪へのダメージが少ないという特徴があります。
・髪のクセが強くない方
・すでに髪がダメージを受けている方
・髪が傷みやすい方
上記に該当する方は、弱酸性の縮毛矯正を検討しましょう。
日頃から髪に負担の少ないヘアケアをする
髪にダメージを受けている方は、縮毛矯正が失敗する確率も高くなるので、日頃のヘアケアが大切です。
・洗浄力の穏やかなアミノ酸系シャンプー
・インバス・アウトバストリートメントの使用
・正しく髪を乾かす(タオルドライやドライヤーのかけ方など)
・ヘアオイルやヘアクリームの使用
上記のようなヘアケアを行っていると、髪の毛がダメージを受けにくくなります。
ヘアケアは効果が出にくいものなので、モチベーションが維持しづらいですが、美髪を目指すなら欠かせない習慣です。
ぜひこの機会にヘアケアをする習慣を身につけてみてください。
美容院に相談しよう
今回は縮毛矯正でうねりが残る原因と対処法について解説しました。
縮毛矯正のかかりムラやヘアケア不足によってうねりが起こるので、正しい対処を知っておくべきです。
対処法がわからない場合は、かかりつけの美容院に相談するのがいいでしょう。
もし、どこに相談していいかわからない方は、以下のLINEでも受け付けているので、お気軽にご連絡ください。
サトウ ヨウスケ
シェアサロンオーナー
学生時代からプロも参加するコンテストで多数の受賞を経験。
海外のヘアショーやカットスクールに参加し、
最短スタイリストデビューを実現。
美容学校の外部講師も経験している。
シェアサロンオーナー
学生時代からプロも参加するコンテストで多数の受賞を経験。
海外のヘアショーやカットスクールに参加し、
最短スタイリストデビューを実現。
美容学校の外部講師も経験している。