【シャンプーのパラベンって悪いもの?】でも防腐剤フリーのシャンプーは存在しない
先日はシャンプーの商品紹介をさせていただきました。
そこで配合成分を表記したのですが、『パラベンって大丈夫なの?』という質問を何度かいただいたことがあるので、お答えさせていただきます^ ^
パラベンって何?
パラベンには防腐効果があります。
シャンプーなどの配合成分は量が多い順に記載しないといけないルールがあります。
紹介させていただいたシャンプーもそうですが、初めに『水』がきていますよね。
要するに水が一番多く配合されているということ。
シャンプーは湿度の高いお風呂場にあって、時間が経つにつれて水は微生物が増えてしまい使えなくなります。
ここで登場するのが防腐剤ですね♪
不衛生になりがちなものを抑制して腐らせないようにするんです。
けど問題なのが、このパラベンが髪と頭皮に刺激があるということ。
ですから「パラベンって大丈夫なの?」と繋がっているんですね。
【パラベンフリー】なんて商品も沢山ありますよね。
これについて僕的なアドバイスをお伝えさせていただきたいと思います☆
確かにパラベンには刺激があるけど、、
どうやらパラベンには刺激があるそうです。
これを知っている方は多く、パラベン以外にも防腐剤は多くあるので、パラベンを避けてケアをしている方もいらっしゃいます。
ですが改めてパラベンを調べてみると、パラベンってとても優秀な成分なんです。
物によって異なりますが、シャンプーに含まれるパラベンは極少量。
よく見受ける防腐効果があるフェノキシエタノール。この防腐剤はパラベンより刺激が少ない。
ですがフェノキシエタノールはパラベンより防腐効果が薄れてしまうので、パラベンより量を多めに配合しないとパラベンほどの防腐効果がありません。
その結果、量が増えたフェノキシエタノールはパラベンより刺激が上回ってしまいます。
パラベンを避けていたけど、より強い刺激を受けてしまってはいけませんよね。泣
防腐剤フリーは存在しない
【防腐剤フリーのシャンプー】がありますが、実際は防腐剤が入っていない商品はありません。
もちろん防腐剤が入っていない方が理想的ですが、防腐剤がないとすぐに腐敗が進んで別問題が起こってしまいます。
防腐剤フリーと謳っていても、何ヶ月も腐敗しない理由はシンプルで防腐効果がある成分が入っているからです。
防腐剤が入っていると成分表示でわかりますが、なぜ記載がないのに防腐剤を入れられるのか。
そう思いますよね。
この理由は色々あると思うのですが、多くの場合は原料の時点で使用されている防腐剤は製品化する際に表示しなくていい。という法の抜け穴があるからだと思います。
ですから実際に成分分析をかけると防腐剤はしっかり入っていることが多いようです。。。
例えば、先日ご紹介したフォレストシャンプーのパラベンの配合量は0,1%。
これを同じ防腐効果をもたせようとするとフェノキシエタノールは5~10%必要になるようです。この場合圧倒的に刺激が少なくて済むそうです。
成分の特性と相性に合わせてフェノキシエタノールが適している場合もあると思いますので、一概にパラベンが!フェノキシが!とも言えないと思います。
また市販のシャンプーにはこのような防腐剤を表記していることが多いのですが、今まで防腐剤が悪影響を及ぼしたでしょうか。殆どの方が全くわからないレベルの刺激だと思いますので、気にし過ぎなくてもよろしいかと思っています。
厳密にいうとお湯で髪を洗えば髪を傷ませてしまいますし、だからといって洗わないわけにはいけませんよね。
考えすぎてしまうとストレスになりますので、気軽に考えていいと思います。
頭皮に異常があるとき
皮膚に異常が出やすい方は防腐剤が影響する場合もあると思います。
元から頭皮や皮膚が敏感で異常が出やすい方はご自身で認識されていると思いますが、突然頭皮に異常が起こった場合は皮膚科の先生に相談した方がいいです。
そこで原因をしっかり教えていただき処方してもらうことがベストです。