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髪質を変える方法はある?意識すべき生活習慣や悩み解消の方法を紹介

自分自身の髪質について「もっと〇〇なら良かったのに」と思ったことはありませんか?生まれ持った髪質と理想の髪質が違う場合、「髪質を変えたい」と思うこともあるでしょう。

今回の記事では、髪質を変える方法について紹介します。
髪質を決める要素や髪質を変える具体的な方法について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

髪質を変える方法はある?意識すべき生活習慣や悩み解消の方法を紹介

髪質を決める4つの要素とは

髪質は毛髪を構成する3つの要素と身体の持つある要素によって決まります。
最初に、どのように髪質が決まるのかみていきましょう。

要素1.キューティクル

キューティクルとは、髪表面を覆っている部分です。
髪の栄養分が流出しないように保ったり、外部の刺激から髪を守る働きがあります。

キューティクルが十分に整っている髪はツルツルとして手触りが良く、艶やかに見えます。

要素2.コルテックス

コルテックスは髪の8~9割を占める成分で、色素、結合、栄養素、水分などが含まれています。
コルテックスがダメージした髪は、栄養や水分を失いパサついたりうねったりし、ダメージが深刻化すると枝毛や切れ毛を起こすこともあります。

ヘアカラーやパーマとも密接に関係している部分のため、コルテックスがダメージするとカラーの発色や色持ちが悪い、パーマが当たりにくいなどの問題が発生することもあるでしょう。

要素3.メデュラ

メデュラは髪の中心部分です。
実際はハチの巣状の空洞になっており、未だどのような役割を持っているのか明確には解明されていません。

髪が太い人はメデュラが太く、髪が細い人はメデュラがほとんど存在しないと言われています。

要素4.毛穴の形

髪は毛穴の中で柔らかく不安定な形状で作られています。
新陳代謝によって伸び、毛穴から出る際に毛髪の形状を作るのが特徴です。

つまり、毛穴の形が楕円形なら髪の断面は楕円になり、毛穴の形が円状なら髪の断面も円状になります。
楕円形の髪は結合が歪み、伸びていくと共にうねりが出るケースが多いです。
また、毛穴が丸くても、シャンプーの残りや皮脂汚れなどが原因で毛穴が詰まってしまい形が歪み、髪が生える際に楕円になってうねりがでてしまうケースもあります。

髪質は遺伝するケースが多い

悩みの種とされることが多いくせ毛ですが、遺伝子的には優性遺伝の要素が高いと考えられています。
つまり、親がくせ毛だと子供にもくせ毛が遺伝する可能性が高いということです。

生まれた時にはくせ毛だったのに成長すると共にストレートになるケースもあり、成長過程で髪質が変化することも珍しくありません。
成長過程の髪質の変化は、骨格の成長によって毛穴の形が変わったり、ホルモンバランスの変化が髪質に影響を与えている可能性もあります。

髪質は、先天的な遺伝要素と後天的なダメージ要素、性ホルモンなどを含めた内分泌の影響によって変化することが分かっています。

髪質を変えるための生活習慣

髪質に影響を与える要素のなかには、生活習慣を見直すことで改善できるものも多くあります。
続いては、ゴワゴワする髪やパサついて広がる髪の悩みを改善するポイントを紹介します。

シャンプーのすすぎをしっかりする

頭皮にシャンプーのすすぎ残しがあると、毛穴詰まりや髪のベタつきの原因になります。
泡が流れたように見えても、髪が多い人や長い人の場合、頭皮付近にシャンプーが残っていることも多いです。

ストレート毛だったのに、急に髪がうねるようになってきたという人や、髪がベタベタする人は、シャンプーのすすぎ残しが髪に悪い影響を与えている可能性があります。
シャンプーのすすぎは十分に行うようにしましょう。

ヘアケアを徹底する

髪が広がってまとまりにくい人は、ダメージが原因である可能性が高いです。
お風呂のなかでケアするインバストリートメントや洗い流さないで使うアウトバストリートメントなど、髪に良い成分を積極的に補給してヘアケアを行いましょう。

ダメージや乾燥が原因で髪がうねっている場合も、十分な保湿ケアで髪に潤いを持たせる事が大切です。
ダメージが酷い場合は、サロンでトリートメントケアを受け集中的に栄養を補給することで、扱いやすい髪になることもあるでしょう。

髪は紫外線によってもたんぱく質が破壊されダメージを受けます。
外出時の髪の紫外線ケアなど、髪質を変えるためにもヘアケアを徹底してみてください。

お風呂上がりにすぐ髪を乾かす

お風呂あがりに濡れた髪のままで過ごすのも、髪のダメージやゴワつき、広がりの原因です。

キューティクルはうろこ状に髪表面を覆っています。
髪が濡れると開き、髪が乾くと閉じる性質を持ち、栄養や水分の保護作用、外部からのダメージを防ぐ作用などを持っているのが特徴です。
しかし、濡れて自然乾燥した髪は開いたキューティクルが閉じ切らず、栄養や水分を流失してしまう恐れがあります。

キューティクルをしっかりと閉じ、髪を艶やかな状態で維持したいのであれば、お風呂上りは速やかに髪を乾かしましょう。

ドライヤーのあて過ぎに注意する

ドライヤーの温度はメーカーや製品にもよりますが、一般的に100~120℃と言われています。
中には、高出力で140℃近い温風がでる製品もあり、高い温度で早く髪を乾かせるドライヤーも登場してきました。

しかし、基本的に髪の主成分であるタンパク質は、乾いている状態なら約130℃、濡れている状態なら約60℃で変性してしまいます。
タンパク質が変性してしまうと髪はダメージを受けるため、栄養成分や水分が流出しやすくなります。
ダメージによって、髪の広がりやパサつきを引き起こしてしまうこともあるでしょう。

ドライヤーの温度は吹き出し口から約3cmの温度を計測していることが多いです。
適度な距離を保てば髪を高温に晒すのを防ぐことができるため、必ず15cm程度離して髪にあててください。

また、濡れた髪は乾きにくく乾かすのに時間がかかり、結果的に長い時間温風を当てることになります。
乾かす前に、一度ブラシやコームで髪をといて絡まった髪の間に溜まった水分を落としてからタオルドライしましょう。
一手間くわえることでドライヤーの時間を大幅に短縮できます。

規則正しい生活を意識する

髪は新陳代謝の働きによって伸びていきます。
そのため、生活リズムが崩れたり体内の栄養が足りなくなってしまうと、健康な髪が伸びなくなってしまうこともあるでしょう。
生活リズムが崩れてしまうことで抜け毛や細毛になる人や、極端なダイエットで栄養が足りず髪がパサパサになってしまうケースも多く聞かれます。

理想的な髪質を作るための土台として健康な髪を生やす事が欠かせません。
まずは、生活リズムを整え十分な睡眠をとる事を意識しましょう。
また、食事のなかでもビタミンやミネラルは髪の生成に関係が深いと言われています。

髪の生成に必要な亜鉛は体内で作り出すことができないため、食事やサプリなどで意識的に摂取することが大切です。

硬い髪質を変える5つの方法

生活習慣を見直すことで髪質が改善される可能性はありますが、ある程度の時間がかかってしまいます。
続いては、今すぐ髪質を変えたいという人に向けて硬い髪質を変える方法を5つ紹介します。

ゴワゴワしていたり、硬くしなやかさの足りない髪にお悩みの人は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

1.【硬い髪を柔らかく見せる】髪色を明るくする

硬い髪を柔らかく見せたい場合は、髪色を明るくする方法がおすすめです。
黒い石が硬そうに、白い石が脆そうに見えるように、髪も明度が高いほど柔らかく見える傾向にあります。

特に、アッシュやベージュなどのくすみ系ヘアカラーは、外国人のような柔らかな髪色を表現できるため、硬い髪の人におすすめです。

2.【硬い髪を柔らかく見せる】パーマをあてる

同じストレートでも髪が柔らかくしなやかな場合は、動きに合わせてサラサラと揺れ美しい質感を感じられます。
しかし、髪が硬い人の場合は、動きが出にくく重く野暮ったいイメージに映ってしまうこともあるでしょう。

硬い髪を柔らかく見せたい場合には、パーマで動きのニュアンスをつけるのがおすすめです。
髪に動きが出て光が入り込むことで、より柔らかい印象に見えます。

3.【硬い髪を柔らかくする】アミノ酸系シャンプーを使う

洗浄力の強いシャンプーを使っていると、栄養や水分が流出しやすく髪が硬くなってしまうことがあります。
特に、市販品のシャンプーのなかには低価格で洗浄力の強いシャンプーが多く流通しているため、「髪質を変えたいなら、まずシャンプーを変えて」という美容師もいるほどです。

硬い髪を柔らかくしたいのであれば、アミノ酸系シャンプーがよいでしょう。
アミノ酸系シャンプーは程よく水分や栄養を保ちつつ優しい洗浄成分で髪や頭皮を洗浄してくれます。
カラーやパーマのケアにも最適なため、現代の女性の髪には合いやすいシャンプーです。

ただし、アミノ酸系シャンプーの多くは泡立ちにくいため注意が必要です。
また、皮脂の分泌が多い人の場合、アミノ酸系シャンプーの穏やかな洗浄成分では汚れを落としきれない場合があるので、気になる方は美容師に相談してみてください。

4.【硬い髪を柔らかくする】保湿する

ダメージによって髪がゴワつき硬くなっている場合、保湿ケアで改善できることがあります。
保湿力の強いトリートメントやヘアマスクを使ってみてください。

トリートメントやヘアマスクの効果を最大限に引き出すために、シャンプー後はタオルドライをしてからトリートメントを塗布しましょう。
ビニールキャップなどを被って3~5分程度時間を置いて流すと、髪がしっとり滑らかに仕上がります。

近年のノンシリコンブームで敵視されがちなシリコンですが、シリコン系のトリートメントは髪をしっとりさせる事に優れているため、保湿ケアをしたい人におすすめです。

5.【硬い髪を柔らかくする】低温でドライヤーをかける

濡れた髪のタンパク質変性は約60℃から始まります。
タンパク質が変性した髪はゴワゴワと硬くなってしまうため、髪を柔らかくしたい人は低温でドライヤーをするとよいでしょう。

しかし、ドライヤーの出力は変えられません。
そこでおすすめなのがドライヤーのあて方を変える方法です。

最初に髪を十分にタオルドライしましょう。
ドライヤーがなるべく短時間・低温でも乾くように、事前に水分をとっておくのがポイントです。

次に、髪の根元だけをいつも通りに乾かします。
根本が乾いたら、毛先にドライヤーを当てる際に、普段より距離を開けて遠くから乾かしましょう。
ドライヤーと髪の距離を開ける、低温風にできます。

最後にブラシをとおしながら冷風で髪を冷ますと、滑らかでしっとりした質感に仕上がります。

柔らかい猫っ毛の髪質を変える3つの方法

髪質の悩みは何も硬い髪に関するものだけではありません。
髪が柔らかいことに悩んでいる人もいるでしょう。
最後に、柔らかい猫っ毛の髪質を変える方法を紹介します。

1.【猫っ毛にボリュームを出す】ドライヤーの温冷を使い分ける

柔らかい猫っ毛の人の多くが、ボリュームが出にくい事に悩んでいます。
カールアイロンなどを使ってボリュームを出すという人もいますが、頭頂部などの根本はどうしても頭に貼りつくようにボリュームがなくなってしまいがちです。

そこでおすすめの方法が、ドライヤーの温冷機能を使い分けることです。

髪には、温めると形を変え、冷ますと固定される性質があります。
トップの根本を真上に引き上げた状態で根本付近に温風をあて、十分に温まったら冷風に切り替えて冷ましましょう。
これだけでトップのボリュームが出やすくなります。

髪の動きをキープしやすくなるブローローションなどを事前に髪に馴染ませておくと、より長時間ボリュームを保てるようになるでしょう。

2.【猫っ毛にボリュームを出す】パーマをかける

不器用でセットが苦手な人は、パーマでボリュームを出す方法もおすすめです。

通常のパーマやデジタルパーマなど、自分の理想のヘアスタイルに適したパーマメニューを選びましょう。
パーマの種類については自分自身で判断するのは難しいため、理想のヘアスタイルを提示して美容師とよく相談するのがおすすめです。

3.【猫っ毛にボリュームを出す】ノンシリコン系のヘアケア剤を使う

髪の柔らかい猫っ毛の人は、普段から使用するヘアケア剤にノンシリコンを選んでみてください。
シリコン系のヘアケア剤は髪をしっとりさせてまとめやすくする事に長けている分、髪自体が重くなりボリュームが出にくくなってしまいます。

程よく栄養や水分を補いつつ、ふんわり軽く仕上げるヘアケア剤を使用すると、ボリュームを出しやすくなるでしょう。

適切なケアで理想の髪質に近づけよう

今回は髪質を変える方法について紹介してきました。
さまざまな方法がありますが、当サロンでおすすめしているのはトリートメントやカット技術を用いた髪質改善です。

世界で美容技術を学び、最新の毛髪化学を熟知した美髪特化美容師・サトウヨウスケがお客様の髪質の悩みを改善します。
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