くせ毛は髪質改善で治せる!くせ毛の種類と原因、タイプ別改善方法
せっかく時間をかけてセットしても、湿気やその時のコンディションですぐにスタイリングが崩れてしまうのがくせ毛の嫌なところですよね。
くせ毛を根本から治すには、原因やタイプを見極めて、適切な髪質改善をしていかなくてはいけません。
そこで今回は、くせ毛の髪質改善方法を原因やタイプ別にご紹介します。
自宅でもできるケア方法も触れていくので、ぜひ参考にして今日から実践してみてください。
くせ毛の種類と原因
髪質改善をするには、まず自分のくせ毛のタイプ、原因を知ることが大切です。
タイプによって効果的な髪質改善が限られているわけではありませんが、中には効率的ではないケアもあるので、覚えておいて損はないでしょう。
まずくせ毛の種類についてですが、大きく分けると「波状毛(はじょうもう)」「捻転毛(ねんてんもう)」「縮毛(しゅくもう)」の3つがあります。
簡単に以下にくせ毛ごとの特徴をまとめておきましょう。
・波状毛:波模様のようにS字型にカープしているくせ毛
・捻転毛:髪の毛がらせん状にねじれているくせ毛
・縮毛:細かなねじれやちぢれのあるくせ毛
より細かなくせ毛の種類や特徴については、以下の記事で紹介しているので、気になる方はあわせて読んでみてください。
くせ毛になってしまう主な原因は以下の4種類です。
・先天性のくせ毛
・ダメージヘアによるくせ毛
・ホルモンバランスの乱れによるくせ毛
・加齢によるくせ毛
先天性・ダメージヘアによるくせ毛は、美容院でのカットや縮毛矯正、トリートメントによるアプローチがいいでしょう。
ホルモンバランスの乱れや加齢によるくせ毛は、上記の方法にくわえて、体調管理や栄養補給を行うことで、より髪質改善の効果に期待ができます。
くせ毛になる主な原因
くせ毛になる原因としては以下の要因が考えられます。
・毛穴の形
・ダメージヘア
・ホルモンバランス
・加齢
毛穴の形はまん丸なイメージを持つ方も多いですが、実は楕円や潰れた丸い形など、人だけでなく毛穴ごとにも違いがあります。
そうなると毛穴から生えてくる髪の毛にも影響し、うねりや太さが不均等なクセのある状態になるのです。
この毛穴の形は基本的に変えることが難しいため、髪質改善を施して直毛を生えさせる、という手法は現実的ではありません。
また、年齢を重ねるにつれて髪質が変化する場合もあり、その過程で直毛がくせ毛になるパターンもあるでしょう。
これには、ホルモンバランスが大きく関与しています。
ホルモンバランスの乱れや変化によって、髪を構成するケラチンの生成がうまくできず、くせ毛やうねりが起こってしまうのです。
自宅で実践 くせ毛の改善方法
ここでは、自宅で実践できるくせ毛の改善方法についてご紹介します。
特に、日本人女性は30代ごろから髪質の変化を感じるようになる方が多いので、ぜひ心当たりのある方はセルフケアから始めてみましょう。
・食事
まずは食事についてですが、簡単にいってしまえば髪の毛を構成するタンパク質であるケラチンを合成する栄養素を補給できれば、髪質改善にアプローチが可能です。
まず大前提として、タンパク質は補給しましょう。
タンパク質は人間の身体を構成する物質であり、栄養の源です。
肉や魚、乳製品などの動物性だけでなく大豆製品に多く含まれる植物性タンパク質を積極的に摂取しましょう。
また、大豆には大豆イソフラボンと呼ばれる女性ホルモンに似た働きをする成分が含まれています。
髪の健康だけでなくホルモンバランスの調整にも効果的なので、髪のツヤやハリが気になっている方は、特に豆乳や豆腐、納豆を意識して摂取してみてください。
また、タンパク質以外にも、ビタミン・ミネラルも髪の毛の合成を補助してくれるものが多いです。
特に普段意識していないと、脂質や炭水化物に偏った食事をしがちになってしまうので、栄養を意識した食事を心がけていきましょう。
・睡眠
睡眠中には成長ホルモンと呼ばれる身体の健康を整えるホルモンが分泌しやすくなります。
そのため、睡眠不足になると成長ホルモンがうまく分泌されず、髪の毛の健康にも悪影響を与えてしまうのです。
できるだけ質のいい睡眠を6〜8時間確保できるよう、以下のポイントを意識してみてください。
・寝る前のスマホは辞める
・寝室は暗くする
・入浴は寝る1時間前に済ませておく
・食事は寝る3時間前に済ませておく
・定期的な睡眠時間を確保する(24時には必ず寝るなど)
特に寝る前にご飯を食べてしまうと、消化のために内臓が働いてしまうので、浅い眠りになりやすいです。
成長ホルモンを分泌させて健康的な髪の毛を育てるために、熟睡できるルーティンを自分で作っていきましょう。
・運動
運動を行うことで、身体の代謝機能が高くなり、細胞が活性化しやすくなることで健康的な髪の毛が作られます。
ただし、髪質改善への意識が高く、いきなり強度の高い運動(ランニングや筋トレなど)をしてしまうと、かえって挫折しやすいです。
運動は継続しなくては意味がありませんので、まずは簡単にできるウォーキングを15分〜30分から始めてみてください。
・頭皮マッサージ
頭皮への血流が不足していると、血液に乗って運ばれる栄養も届きづらくなります。
そのため、頭皮マッサージを行い、毛根に栄養を届けやすくしてあげるのも髪質改善のセルフケアといえるでしょう。
・冷え防止
意外にあなどれないのが、冷えによる代謝の低下です。
冷え性は女性のほうが多く、髪の毛にも悪影響を及ぼします。
冷えを防止するには、以下のような方法がありますので参考にしてください。
・漢方を飲む
・湯船に10分以上浸かる
・白湯(さゆ)を飲む
・運動をする
・身体を温める食べ物(生姜など)を積極的にとる
くせ毛の方におすすめの髪型
くせ毛でも扱いやすい長さは「ミディアムヘアー」ではないかと思います。
ショートよりも長くなるので、髪自体の重さで多少ストレートになりやすい点、ロングだとうねりや広がりが強くなりやすい点から、間をとったミディアムが最適です。
例えば、
・ミディアムボブ
・外ハネミディアムレイヤー
・ミディアムウルフ
以上のようなヘアスタイルは、くせ毛を生かした動きのある髪型にできるでしょう。
くせが強く出てしまう方でも、均等な強さになるようパーマをかけると、逆にバランスが整います。
元々のくせによって必要以上にパーマをかけずダメージが最小限で済むのと、直毛の方よりも長持ちする点でもおすすめです。
また、うねりの方向や強さを調整できるため、アレンジのしやすさもくせ毛の方のメリットとしてあげられます。
注意してほしいのが、カットする際のオーダー方法です。
くせ毛の方は髪の広がりを気にするため、鋤いてほしいとオーダーしてませんでしょうか。
実は髪の毛を軽くしすぎてしまうと、再度伸びてきた際にうねりを生み出し、すぐにまとまりのない髪型になります。
美容室にいったあと数週間〜1ヶ月で、また髪が広がってしまうなら、髪を鋤いてしまうのが原因だと考えていいでしょう。
また、くせ毛を活かしたヘアスタイルにしたいなら、ドライカットをしなくてはいけません。
濡れた髪でカットしてしまうとクセの出方が変わるので、乾いた状態とは異なる可能性があります。
そのため、髪のお手入れをする際は、鋤きすぎないようにする点、ドライカットをしてもらう点を意識しましょう。
プロが行う髪質改善とは
髪質改善のために自宅でケアするのも大切ですが、プロの力を借りるのが最も効果的でありおすすめです。
美容院で行う髪質改善は主に、以下の3種類です。
・縮毛矯正
・耐熱トリートメント
・ダメージレスなメニュー
まず、縮毛矯正については誰もが知っているように、くせ毛を伸ばして直毛にする施術です。
目に見えて髪がストレートになるので、くせ毛がどうしても嫌、という方は縮毛矯正をすると一発で改善できます。
ただし、縮毛矯正は少なからず髪へのダメージがあるので、なるべく負担にならないような弱酸性の薬剤を用いた方法などがおすすめです。
また、耐熱トリートメントを使用することで、髪のダメージを補修・強化してサラサラな髪をキープする方法もあります。
一般的なトリートメントよりも効果は期待でき、さらに1ヶ月〜1ヶ月半ほど持続するのが特徴です。
その他にもダメージレスなメニューを提供することで、髪への負担を最小限にし、ストレートな髪を保ち続けやすくするのも美容師としての仕事です。
ただし、髪質改善は相当な技術と経験が必要になるので、プロの中でも仕上がりに差が出てきてしまうメニューでもあります。
そのため、髪質改善を検討している場合は、信頼できる美容師が在籍しているかどうかも確認してください。
くせ毛のタイプに合わせた改善を行おう
今回は、くせ毛の原因やタイプ別の髪質改善方法について解説しました。
ホルモンバランスの乱れや加齢によるくせ毛の場合は、自宅で適切なケアをすると治る可能性があります。
一方で、遺伝やダメージヘアの場合には、自宅ケアだけでは難しいかもしれません。
そのため、もし本格的な髪質改善を目指すのであれば、一度下記に記載してあるLINEにご相談ください。
髪質改善のプロである僕が、あなたのくせ毛の原因やタイプを見極め、最適なプランをご提案いたします。
ぜひ、理想の髪質を手に入れるお手伝いをさせてください。
皆様からのご連絡、心よりお待ちしております。
サトウ ヨウスケ
シェアサロンオーナー
学生時代からプロも参加するコンテストで多数の受賞を経験。
海外のヘアショーやカットスクールに参加し、
最短スタイリストデビューを実現。
美容学校の外部講師も経験している。
シェアサロンオーナー
学生時代からプロも参加するコンテストで多数の受賞を経験。
海外のヘアショーやカットスクールに参加し、
最短スタイリストデビューを実現。
美容学校の外部講師も経験している。